ちょっと不毛なこと。
夜だからこそ、なことを書きます。



現在、午前2時半。

かれこれ2時間くらい眠れません。


こうして真夜中にひとり、
布団の中で
あれこれ考え事をしていると、
ふわふわと意識だけが浮かび上がって、
やがておっきなエネルギーの渦に巻かれて
ぐるぐるとはやい速度でまわり始めて、
でも、しばらくするとその回転のままに
ポーーンっとどこかに放り出されて、
気がついたら無重力の世界に来ちゃってる。


そんな気持ちに時々なります。
ほんとに時々のはなし。


要するに、
たまらなく寂しくなるってことです。



それでなぜか
「万有引力があってよかった」
って思う。(笑)



なんだそれー、な結末。



そんなことを思っていた時に
ふと、「万有引力」でググッたら、
谷川俊太郎さんの詩にたどり着いたことがありました。



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二十億光年の孤独   谷川俊太郎
 
 
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
 
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
 
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
 
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
 
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
 
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした



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谷川さん曰く、
「万有引力とは
引き合う孤独の力である。」



いわずもがな、
谷川さんをますます好きになりました。




おやすみなさいzzz。